ルソーの「告白」を読んだらコンプレックス剥き出しの自伝を書きたくなった話

 

はじめまして、れぐるーです。

 

 

みなさん、ジャン=ジャック・ルソーの「告白」と言う本を読んだことはありますか?

 

おそらく99%以上の人が読んだことはないと答えるでしょう。

 

 

告白を読んだら、本当に自分の気持ちを告白して本を書きたくなったので今のこの気持ちをこの記事に刻み込んでおこうと思います。

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自伝を書いたジャン=ジャック・ルソーってだれ?

まず、ジャン=ジャック・ルソーについて簡単に紹介しましょう。

 

 

教科書にも載るほどの有名な思想家で、「社会契約論」と言う著書が有名です。どんな本かと言うと、現代民主主義の基礎となる思想を書いた本。フランス革命の際に、革命の精神的支柱となったのもルソーの書き残した民主主義の思想であったと言われています。控えめに言って超すごい人物です。

 

 

そんな堅苦しく感じる人物なんですが、本人は頭のネジが外れたクレイジー人間。まさに世間の人たちがイメージする天才そのものです。そして、その自伝の内容も波乱万丈、奇想天外のクレイジー。超面白いんです!!

 

 

ルソーが活躍したのはざっくりと1750年前後なんですが、実は当時はまだ「自伝を文学作品にしよう!」という発想がなかった時代でした。そのため、ルソーは自伝文学の先駆者だとも言われています。

 

 

今でこそ、違和感なく書店に置かれている著名人たちの自伝の数々。実はそのルーツはルソーにあるのかもしれないんです。

ルソーはなぜ自伝を書いたのか?

さて、ルソーはなぜ自伝なんか書いたのでしょうか。超簡単に時系列でまとめておきます。

 

■ルソー、ジュネーブで生まれる
■盗みをしたり、好きな女の子ストーカーしたり、男と一緒に寝たりしながら幸せな青年期を過ごす
■自分の書いた文学作品が世間から評価され、一躍有名人に。
■著書「エミール」で、キリスト教を超絶ディスったことで迫害を受け、亡命生活へ。友人たちも態度を一変し、ルソーは孤立。被害妄想が激しくなり、自らの境遇や友の裏切りに絶望する。
■友人の裏切りや誹謗中傷に耐え切れなくなったルソーは、自分が清廉潔白であることを証明するために自伝を書くことを決意

 

という流れになります。精神的に追い詰められたルソーが最後の手段としたのが自伝「告白」の執筆だったのです。

 

 

ルソーは告白を書くにあたって、「私は真実を書く必要がある。だからどんな赤裸々なことでもちゃんと書くからそこんとこよろしく」と言っています。

 

 

 

ルソーはこれを実に忠実に実行します。ルソー自身、天才過ぎて頭のおかしい人間だったので、告白の内容はまさにカオス!!!

 

ちょっとした例を挙げてみると・・・

 

・子供のころに受けた体罰に快感を感じ、マゾヒズムに目覚めた

・自分に好意を抱くホモが目の前で自分の手でスッキリしているのを見て男色を嫌いになった。

・道端で女性を待ち伏せして全裸を見せたらとても気持ち良かった。

・女性にお尻を見せつけたら、叩いてくれると思ったのになぜか逮捕されかけた

・マザコンすぎて、食事に髪の毛が入ってると言って養母に食事を吐き出させてそれを頂いちゃう

 

上はそんなトンデモエピソードの一例です。いったい何者なんだルソーよ・・・。

 

 

変態すぎてインパクトが強すぎるし、後世、そして世界中の人に自分の変態エピソードが知れわたるとかあの世のルソーはどんな気持ちなんでしょうか。

 

 

しかもルソーは、かなり被害妄想が強かったようで、心境や言動が支離滅裂だったりしてその内容のカオス感が半端ないです。

平凡な公務員でも面白い自伝が書けるのでは?

さて、ルソーの頭のおかしい自伝なんですが、読んでいてれぐるーは思います。

 

れぐるー
れぐるー

平凡で地味な公務員でもルソーみたいにすべてをさらけ出した自伝を書けば意外と面白いんじゃないか・・・

 

自伝と言ってもただの出来事の羅列だけじゃ面白くありません。当時考えたこととか感じたことをありのままにさらけ出す!

 

 

それがどんなにキモくて、変態的で、批判される内容であろうとかまわない!すべてを正直に吐露するんです。

 

 

それに、自分のすべてを暴露するって凄い面白そうなんですよね。社会人になったらありのままの気持ちって伝えられないときって結構あるじゃないですか。

 

れぐるーさん!休日は何されていたんですか?

れぐるー
れぐるー

実は撮り溜めしてプリキュアを見ていたんだ!幼い女の子が頑張ってる姿を見るとキュンキュンするよね!!

 

なんて会話普通成立しませんよね?そこで自伝ですよ。ちなみに上の話はフィクションです。

 

 

こうやって、世間体というものによって抑圧されては消えてゆく日々の思考をつらつらと自伝に書いていけば、パッとしないサラリーマンや公務員でも読む人をとても面白い本が書き上げられると思うんです。

 

 

本屋に売っている自伝って、有名人とか成功者のばっかだし、平凡な庶民の自伝があっても面白いんじゃないか・・・と思っています。

いつか自伝を書いてみる予定です。

というわけで、いずれ自伝を書きたいなぁと思います。

 

 

れぐるーは、実はKindleで電子書籍を出版したことがあります。(雀の涙ほどしか売れてませんが!!!)

 

 

本を出版したのは2年前ぐらいなんですが、実はその時から自伝を書けば意外と売れるのでは?とか思っていて、自伝用の白紙データだけ作ってありますww

 

 

口で言うのは簡単ですが、赤裸々に自伝を書くというのは思い出したくない嫌な出来事・コンプレックスも思い出さなければならず、しかも読み手に興味を持って読んでもらえるよう体系的に整理して文章にしないといけません。

 

 

それに、人ってやっぱり自分のことをよくみてもらいたいもの。その辺のバイアスを無視して、真実を書くのってかなり難しいんですよね・・・。

 

というわけで、自伝を書くというのはかなり難しい作業だと思っていて、たとえ30歳程度の若造の自伝であっても完成に相当な時間を要すると考えています。そもそも生きている間に書いて公開するとか、それなりの勇気が入りますw

 

 

とはいえ、あまり気負わずに「ありのままの自分」をテーマに少しずつ制作に着手したいなぁと思います。

 

 

おしまい。

コメント

  1. シロクロ より:

    いつもブログ読んでいます。
    内容は衝撃的ですが、おもしろい偉人ですね。
    れぐるーさんの自伝がでることを楽しみにしています。

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