初めまして。れぐるーです。
ちょっと、仕事の愚痴でも書いてみようかなと。今回は、よく言われている「公務員は仕事を頑張れば頑張るほど損をする」について語ってみようと思います。
これは正しいとれぐるーは思ってます。何も考えずに市役所でなんとなーく仕事頑張っちゃてる人はただの馬鹿とさえ思ってます。
頑張っても報われない地方公務員(市役所)の人事制度
私も最初の頃は、超バリバリ働いてました。残業もメチャクチャしました。
でも、働いても働いても報われないんですよ。もちろん上司からは「よくやった」とか言われます。でも頑張っても頑張っても実利が一切ない。
まぁ、これだけならまだいいですよ。これだけなら、世間一般のごくありふれたサラリーマンの愚痴ですからね。
問題なのは、いくら頑張ってもその人を評価すべき指標がない点なんです。民間企業にも似た問題はあると思いますが、市役所の場合さらにそれが顕著です。
例えば、生活保護課なんかがいい例です。保護受給者に保護費を給付する仕事で、それ以上もそれ以下もない。ケースワーカーなんてその仕事内容で、その人の仕事の頑張りを評価するなどほぼ不可能です。とりあえずミスったり問題起こさなければいいんですよ。何もない平穏な状態こそが最大評価であって、どうしても評価方法が減点方式にならざるを得ない。
仕事で人を評価できないとなれば、どうやって人を評価するのでしょうか。それはその人の人柄に他なりません。八方美人な性格や上司に気に入られる人が「仕事ができる人」として評価されます。
それでも、係長クラスより下の平社員は、評価されても出世することはまずない。市役所の場合、出世に差がつくのは係長級以降になる。
若手は無能職員の尻拭いをしなければならない
仕事が忙しい理由も、とても残念な理由が多い。その代表的なのが、同じ職場にいる無能職員の尻拭いをさせられることだ。
多分、多くの若手地方公務員が経験済のことでしょう。
自分も最初は任された仕事をこなすのに一生懸命で周囲が見えてませんでした。だから任された仕事をひたすら頑張りました。でも、2・3年ぐらい経つと思うんですよ。
「なんでこの人長く働いてるくせにこんなこともできないの?」と。仕事にも慣れてきて周囲を冷静に見渡せるようになると、だんだん事情が掴めてきます。毎日残業していると、なぜか残業しているのは若手だけ。仕事のできない年配者はとっとと帰ってしまうんですよ。
市役所には、「無能な人には仕事をさせない」文化が根強くある。それに加え、仕事ができない(しない)人は年配者が多い。こうして、若手はその尻拭いのために頑張らなければならない。
多分、仕事ができないんじゃなくてわざと仕事をしない人、できないふりをしている人もたくさんいるはずです。だって、そーゆー文化で長年生活してるんですからね。仕事をしなくて良い楽な方法があるなら、当然、人間はそっちに流れるでしょうよ。
皮肉かもしれませんが、仕事をサボれば仕事が減るんですよねマジで。そんな他人のサボり分を若手が安い残業代でカバーするわけですよ。
これじゃあ仕事に意欲を燃やすのなんて馬鹿くさくなって当然でしょう。民間でも似たようなことがあるかもしれませんが、自浄能力のない市役所ではこれが異常なレベルにまでなっている。
地方公務員(市役所)の仕事を頑張りたいなら出世を目指すべき
仕事についてボロクソに言ってますが、公務員として出世したいのなら当然仕事は一生懸命頑張るべきだし、上司にも媚びへつらうべきでしょう。人事異動も財政部局や総務系、政策立案系の部署を希望して、責任の重い仕事をしないといけない。
あとは、本当に仕事が楽しいと思える人も仕事に邁進すべきです。市役所で働くほとんどの人はやりがいなんて感じてないので、そんな中仕事が楽しいと思えるということは、それがあなたの天職なんじゃないかと思います。市役所の仕事を楽しめてる人は本当に尊敬します。
れぐるーは終わった地方公務員です
れぐるーは、仕事を頑張ることはもうしません。出世なんてしたくないし。係長にすらなりたくない。議員にもクレーマにも関わりたくない。
むしろ自分の評価なんてどん底でOKとすら思ってます。公務員としては私はもはや終わった人間なのです。
「仕事ができない人間」と認識されれば、ストレスフルな激務部署に行く可能性も減るし、重い仕事も任されませんからね。仕事も適度にしかしないし、上司とも媚びへつらってまで仲良くはしない。
まるで腐った人間みたいですが、市役所という組織の人間としては本当に腐った人間だと思います。でも、市役所の中には私みたいな考え方の人が多いですよ。表面上態度に出してないだけで。私が腐った公務員なら、市役所職員の多くは腐った公務員ということになるでしょう。
中には本当に公務員として志を高く持っている人もいます。私は終わった人間なので、そーゆー人には閉塞した市役所組織をなんとしても刷新して欲しい。
地方公務員(市役所)で働く若手職員はメンタルに気をつけて
上記のような腐った環境ですので、若手職員が一生懸命頑張ろうとすると、うつ病などの病になってしまうケースも多いです。
市民のため、他職員のために正義感で頑張る若手職員も多くいますけど、よほどのマゾヒストでもない限り、自分が壊れては元も子もないです。
勇気はいりますが、できないことは「できない」ときっぱりと言うべきですよほんと。人間関係悪くなるんじゃないか?とか評価下がるんじゃないかな?とか思うかもしれませんけど、別に良くないですかねそれで。評価が下がっても公務員はクビになりませんから。
自己犠牲の精神が成り立つのは、自己犠牲による達成感で自分の欲求が満たされる時だけです。何の見返りもない自己犠牲なんてしないほうがいいに決まってます。
出世とかも何も考えず、思考能力0で辛い思いしてまで月100時間とか残業するの本当に馬鹿げてます。自分自身のためにもやめましょうねそーゆーことは。悩んでいる人はどうか勇気を出して一歩を踏み出して「断る」という行為をしてみてほしいです。
「自分が頑張らないと仕事が回らない・・・」っていう状況もあるかもしれませんけど、それってあなた自身は全く悪くないですからね!そんな状況を作ってる管理職や周囲の人々が悪い。ミスってもクビにならないんだし、勇気はいるかもしれませんがいっそのこと仕事なんて投げ出しちゃえばいいと思う。
自分みたいなクズ公務員を大量生産する市役所の人事制度、ほんとなんとかならないのかな・・・。
自分の市場価値、試してみませんか?
腐った組織にいると、自分の仕事に強い不安を覚えることもあると思います。以下のMIIDASという転職サイトでは、自分の市場価値診断をしてくれます。試しに診断してみてはどうでしょうか。もしかすると、公務員以外にもあなたにあった仕事が見つかるかもしれません。
コメント
私は某市役所に勤めている若手職員です。
市役所を辞めたい、つまらない等で検索したられぐるーさんのブログにたどり着きました。
とても共感できて、ますます辞めたくなりました。自分の立場を自覚できたため、今後の自分の人生について改めて考え直そうと思っています。
ありがとうございます。
はじめまして。
某政令指定都市に勤める5年目の若手職員です。
もしかして同じ市に勤めているんじゃないかと思うくらい共感しました。
この頑張れば損をする市役所を転職したいと思っています。やはり若いうちにした方が良いですよね。
これから読ませていただきますので、更新お待ちしてます!